大学院工学研究科博士前期課程1年の上山堅成さんが、10月17~18日に台湾で開催された「2024 International Symposium on Novel and Sustainable Technology (新規かつ持続可能な技術に関する国際シンポジウム=2024 ISNST)」で、Poster Presentation Excellent Paper Awardを受賞しました。
上山さんは電気電子材料研究室(清家善之電気学科教授)に所属し、「Crystal Evaluation of Perovskite Layers Using Two-Fluid Spray Solvent Extraction」と題したポスター発表を行いました。
上山さんは、現在注目されているペロブスカイト太陽電池の作製技術に関する研究を進めています。ペロブスカイト太陽電池は「ペロブスカイト」と呼ばれる結晶構造を持つ材料を発電層としており、従来のシリコン型太陽電池に比べて軽量かつフレキシブルで、窓や曲面への設置が期待されています。上山さんは、このペロブスカイト結晶の一部を二流体スプレー法で作製する技術に取り組んでいます。
本研究は、本学プロジェクト共同研究A(旭サナック株式会社)の成果です。受賞にあたって上山さんは、「これまで指導していただいた電気電子材料研究グループの先生方のおかげです。また、共同研究先である旭サナック株式会社にはスプレー技術に関する多くのアドバイスをいただき、感謝しています。この経験を基に、あと1年半、この研究をさらに進めて、より画期的な新しい太陽電池を開発していきたいです」と話しています。
↑愛工大のホームページ
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